アーバン・プレイヤー [初演]
一昨日聴いた田中カレンさんの「アーバン・プレイヤー」がまだ耳に残っています。
この曲はチェロがソリストになる3楽章の協奏曲スタイルでした。
元クロノスカルテットのチェリストのために作曲されたもので、この日は、古川展生氏がソロを弾きました。
題名の「アーバン・プレイヤー」とは「都会の祈り」という、不安や緊張の中で生きる現在の人々の祈りを示唆しています。(プログラムノートから引用)
第2楽章の瞑想的な響きの中でのチェロとアルトフルートとの対話、第3楽章の2台のチェロによるエレジー(哀歌)が次第に光を帯びて希望に向かうオーケストレーションが響き渡り、身体に浸透していきました。
構成はとてもシンプルなのですが、彼女の色彩感覚、響きの層に心を打たれました。
決して派手な曲ではないのですが、終演後の暖かい拍手はいつもでも鳴り響き、
何度もカーテンコールがかかりました。
初演は2004年3月16日にバークレーにて、ケント・ナガノ指揮バークレー交響楽団。
チェリストはこの曲の動機となったジョーン・ジャンルノーによるものでした。
またの再演を熱望します。
この曲はチェロがソリストになる3楽章の協奏曲スタイルでした。
元クロノスカルテットのチェリストのために作曲されたもので、この日は、古川展生氏がソロを弾きました。
題名の「アーバン・プレイヤー」とは「都会の祈り」という、不安や緊張の中で生きる現在の人々の祈りを示唆しています。(プログラムノートから引用)
第2楽章の瞑想的な響きの中でのチェロとアルトフルートとの対話、第3楽章の2台のチェロによるエレジー(哀歌)が次第に光を帯びて希望に向かうオーケストレーションが響き渡り、身体に浸透していきました。
構成はとてもシンプルなのですが、彼女の色彩感覚、響きの層に心を打たれました。
決して派手な曲ではないのですが、終演後の暖かい拍手はいつもでも鳴り響き、
何度もカーテンコールがかかりました。
初演は2004年3月16日にバークレーにて、ケント・ナガノ指揮バークレー交響楽団。
チェリストはこの曲の動機となったジョーン・ジャンルノーによるものでした。
またの再演を熱望します。
田中カレンさんの新曲 [初演]
今日は午前中にレッスンをしてから午後はリードを仕込んで、
夜は東京都交響楽団の定期演奏会に行ってきます。(サントリーホール)
大学の同期で作曲家の田中カレンさんからメールで、新曲(日本初演)のお知らせをいただき、とても聴いてみたくなりました♪
カレンさんは桐朋を卒業後にパリ、フィレンツェに留学し、現在は素敵なだんな様と米カリフォルニアで活躍しています。(教会のオルガニストでもあります)
時折帰国して、ピアニストの仲道郁代さん(彼女とも同期です)と子供のためのピアノ作品を発表しています。
彼女の曲には暖かな透明感があり、響きの移ろいが何とも美しく彩りが豊かです。以前僕のリサイタルでも「Always in my heart」という彼女の母の思い出を綴ったクラリネットとピアノのための作品を演奏させていただきました。また演奏してみたくなり、今年の9月22日にも再演を予定しています。
夜は東京都交響楽団の定期演奏会に行ってきます。(サントリーホール)
大学の同期で作曲家の田中カレンさんからメールで、新曲(日本初演)のお知らせをいただき、とても聴いてみたくなりました♪
カレンさんは桐朋を卒業後にパリ、フィレンツェに留学し、現在は素敵なだんな様と米カリフォルニアで活躍しています。(教会のオルガニストでもあります)
時折帰国して、ピアニストの仲道郁代さん(彼女とも同期です)と子供のためのピアノ作品を発表しています。
彼女の曲には暖かな透明感があり、響きの移ろいが何とも美しく彩りが豊かです。以前僕のリサイタルでも「Always in my heart」という彼女の母の思い出を綴ったクラリネットとピアノのための作品を演奏させていただきました。また演奏してみたくなり、今年の9月22日にも再演を予定しています。
ごぶさたしていました [初演]
ブログを書くのをすっかりごぶさたして気が付いたら相当な年月が経っていました^^
ふと気が向いたので、また復帰しようかと思っているんですが、いつまで持つかわかりません。まあ、気楽に行きたいと思っています。
新年も明けていつの間にか半月以上経ちました!
10日にコーディネートしている「銀座カンタータ」のサロンコンサートで、
昨年に続いて、今年もまったく同じ日に弦楽トリオとCrusellを共演しました。
http://ginza-cantata.com/index.htm
弦楽とのアンサンブルはとっても心地よいです。
今回はA管(普通のクラリネットより少し長くて、やや体力のいる)の曲だったのですが、
一人で吹いているとやっとの長〜〜いフレーズも、弦楽器のボーイングと響きに支えられて、楽々と息が続きます♪
昨年のアンコールのために書いた『暖気(Danke)』をA管で演奏し、今回も新曲『美っ手(Bitte)』を書き下ろしました。『Bitte』とは、ドイツ語で、Danke(ありがとう)に対するBitte(どういたしまして)という受け応えの挨拶なのですが、筆を降ろしてみたらウキウキするメヌエットのようになってくれて無事に曲になりました♪
これからは、2/20にやるヴィオラとのトリオのコンサートに向けての準備です。
Mozart、Schumann、Bruchと名作揃いのプログラムでやりがいがあります。
ふと気が向いたので、また復帰しようかと思っているんですが、いつまで持つかわかりません。まあ、気楽に行きたいと思っています。
新年も明けていつの間にか半月以上経ちました!
10日にコーディネートしている「銀座カンタータ」のサロンコンサートで、
昨年に続いて、今年もまったく同じ日に弦楽トリオとCrusellを共演しました。
http://ginza-cantata.com/index.htm
弦楽とのアンサンブルはとっても心地よいです。
今回はA管(普通のクラリネットより少し長くて、やや体力のいる)の曲だったのですが、
一人で吹いているとやっとの長〜〜いフレーズも、弦楽器のボーイングと響きに支えられて、楽々と息が続きます♪
昨年のアンコールのために書いた『暖気(Danke)』をA管で演奏し、今回も新曲『美っ手(Bitte)』を書き下ろしました。『Bitte』とは、ドイツ語で、Danke(ありがとう)に対するBitte(どういたしまして)という受け応えの挨拶なのですが、筆を降ろしてみたらウキウキするメヌエットのようになってくれて無事に曲になりました♪
これからは、2/20にやるヴィオラとのトリオのコンサートに向けての準備です。
Mozart、Schumann、Bruchと名作揃いのプログラムでやりがいがあります。
タグ:クラリネット
銀座Cantata〜Crusellカルテット〜暖気(Danke)初演♪ [初演]
10日の新春コンサートは、銀座Cantataにて、弦楽三重奏のプログラムにゲストで加わり、B.H.Crusellのカルテットを共演しました。
おかげさまでこの日はカンタータ始まって以来の大入りでした!
ご来聴いただきました皆様、ありがとうございました。
Crusellは18世紀の北欧フィンランド出身で、王宮カペレのクラリネット奏者でもある多才な作曲家です。同じ編成のカルテットを3曲書いています。
他にクラリネット協奏曲、オペラ、歌曲を多く残しました。
また、Mozartのフィガロやベートーヴェンのフィデリオをフィンランドに紹介した功績もあります。
彼の作品に接すると、幸せオーラが満開になり、活き活きとしたリズム、芳醇な弦楽の響きに包まれ、イタリアの作品かと思わせるような明るさに満ちています。
クラリネット吹きの作品なので、クラリネットのフレーズも吟味されており、それだけでなく、各弦楽器の持ち味も活かされている素晴らしい作品です。
共演の方々に恵まれ、助けていただき、とても気持ちのいい演奏ができ感謝です。機会があったら他の2曲にも取り組みたくなりました。
ヴァイオリンの飯島多恵さん、ヴィオラの福本とも子さん、チェロの北村祐美子さんとはそれぞれ違う場所、時期に知り合ったのですが、そのお三方が旧知の仲間だったそうでビックリ。僕も含め、4人とも出身の学校が異なっているのも珍しいことで、縁を感じました。
アンコールのお別れの曲として、この日のために書き下ろした新作「暖気(Danke)」を感謝の心を込めて初演しました。
弦楽トリオとクラリネットの編成の作品を初めて書いてみましたが、改めてクラリネットと弦楽の響きの心地良さを体感しました。
お客さまにも笑顔でお帰りいただき、気持ちよく〆ることができました。
おかげさまでこの日はカンタータ始まって以来の大入りでした!
ご来聴いただきました皆様、ありがとうございました。
Crusellは18世紀の北欧フィンランド出身で、王宮カペレのクラリネット奏者でもある多才な作曲家です。同じ編成のカルテットを3曲書いています。
他にクラリネット協奏曲、オペラ、歌曲を多く残しました。
また、Mozartのフィガロやベートーヴェンのフィデリオをフィンランドに紹介した功績もあります。
彼の作品に接すると、幸せオーラが満開になり、活き活きとしたリズム、芳醇な弦楽の響きに包まれ、イタリアの作品かと思わせるような明るさに満ちています。
クラリネット吹きの作品なので、クラリネットのフレーズも吟味されており、それだけでなく、各弦楽器の持ち味も活かされている素晴らしい作品です。
共演の方々に恵まれ、助けていただき、とても気持ちのいい演奏ができ感謝です。機会があったら他の2曲にも取り組みたくなりました。
ヴァイオリンの飯島多恵さん、ヴィオラの福本とも子さん、チェロの北村祐美子さんとはそれぞれ違う場所、時期に知り合ったのですが、そのお三方が旧知の仲間だったそうでビックリ。僕も含め、4人とも出身の学校が異なっているのも珍しいことで、縁を感じました。
アンコールのお別れの曲として、この日のために書き下ろした新作「暖気(Danke)」を感謝の心を込めて初演しました。
弦楽トリオとクラリネットの編成の作品を初めて書いてみましたが、改めてクラリネットと弦楽の響きの心地良さを体感しました。
お客さまにも笑顔でお帰りいただき、気持ちよく〆ることができました。
新作試演♪ [初演]
Crazy Quartet(新生クラリネットアンサンブル)の皆さんに協力いただき、
僕の新作クラリネットアンサンブル作品の試演をしていただきました。
B♭5本のクラリネットのための ” Five Energy"という曲で、
楽譜を生音にしてみました♪
4人の元気な乙女達にオジサンも混ぜてもらい、至福の時でした^^
他にも、3本のclとバスクラのための "Challenger"にチャレンジいただいたり、
Mozartのクラリネット五重奏曲を in B♭でクラリネットアンサンブルしてみたり(やはりin Aがいいですね^^バスクラが大変になりますが、、)
楽しい時間があっという間に過ぎました。
お昼はみんなでPizzelia「馬車道」でピザ三昧♪
ここのピザはたまに食べるのですが、いつも期待に応えてくれます。
Crazy Quartetのみなさん。おつきあいいただき、ありがとうございました。
” Five Energy" のリリースに一歩進めることができました。
これからの活躍に期待しています!
http://ameblo.jp/crazy-quartet/
僕の新作クラリネットアンサンブル作品の試演をしていただきました。
B♭5本のクラリネットのための ” Five Energy"という曲で、
楽譜を生音にしてみました♪
4人の元気な乙女達にオジサンも混ぜてもらい、至福の時でした^^
他にも、3本のclとバスクラのための "Challenger"にチャレンジいただいたり、
Mozartのクラリネット五重奏曲を in B♭でクラリネットアンサンブルしてみたり(やはりin Aがいいですね^^バスクラが大変になりますが、、)
楽しい時間があっという間に過ぎました。
お昼はみんなでPizzelia「馬車道」でピザ三昧♪
ここのピザはたまに食べるのですが、いつも期待に応えてくれます。
Crazy Quartetのみなさん。おつきあいいただき、ありがとうございました。
” Five Energy" のリリースに一歩進めることができました。
これからの活躍に期待しています!
http://ameblo.jp/crazy-quartet/
バスケーション初演♪ [初演]
4/27、新大久保のDACにあるホール『Space Do』にて、
バスクラリネットアンサンブル『木炭』のコンサート『木炭情熱』がありました。
『木炭』は東京セレーノバスクラリネットアンサンブルの皆様と深江彰さんを加えたクインテットで、とてもパワフルな演奏を聴かせていただきました。
会場は大盛況で、補助椅子を急遽出す程の満員御礼でした!
前後半で衣装チェンジをしたり、メンバー紹介が工夫されていてコミカルに演出されていたり、進行もメンバー全員で交代でされたり、我々クラカメの今後のコンサートでも参考になりました。
今回は、東京セレーノバスクラリネットアンサンブルの2枚目のアルバム『Super Bass Clarinet vol.2』(ALCD-3087)の発売記念を兼ね、CDに収録されている曲も紹介され、たかまるが彼らに提供した『バスケーション』が初演されました。
CDの完成度が素晴らしかったので、今回のLiveを期待していたのですが、期待通りの熱演で、バスクラカルテットのダイナミックレンジ、音色と音域の多様性を改めて感じ、マイバスクラが欲しくなってしまうほどでした♪
メンバー全員B40のマウスピースを使用していましたが、芯のあるしっかりとした弾力のある響き、高音域の甘い音色は統一感がありました。
バスクラリネットの盛り上がりは昨今感じるものがあります。
TVなどのメディアの音楽でもバスクラやクラリネットが効果的に使われ、
前作の『バスカルテ』が収録されてからも、NHKのBS番組のテーマに部分的に取り入れられたりしています。
今回のCDも、バスクラリネットの可能性がさらに広がっていく礎になるといいですね!
バスクラリネットアンサンブル『木炭』のコンサート『木炭情熱』がありました。
『木炭』は東京セレーノバスクラリネットアンサンブルの皆様と深江彰さんを加えたクインテットで、とてもパワフルな演奏を聴かせていただきました。
会場は大盛況で、補助椅子を急遽出す程の満員御礼でした!
前後半で衣装チェンジをしたり、メンバー紹介が工夫されていてコミカルに演出されていたり、進行もメンバー全員で交代でされたり、我々クラカメの今後のコンサートでも参考になりました。
今回は、東京セレーノバスクラリネットアンサンブルの2枚目のアルバム『Super Bass Clarinet vol.2』(ALCD-3087)の発売記念を兼ね、CDに収録されている曲も紹介され、たかまるが彼らに提供した『バスケーション』が初演されました。
CDの完成度が素晴らしかったので、今回のLiveを期待していたのですが、期待通りの熱演で、バスクラカルテットのダイナミックレンジ、音色と音域の多様性を改めて感じ、マイバスクラが欲しくなってしまうほどでした♪
メンバー全員B40のマウスピースを使用していましたが、芯のあるしっかりとした弾力のある響き、高音域の甘い音色は統一感がありました。
バスクラリネットの盛り上がりは昨今感じるものがあります。
TVなどのメディアの音楽でもバスクラやクラリネットが効果的に使われ、
前作の『バスカルテ』が収録されてからも、NHKのBS番組のテーマに部分的に取り入れられたりしています。
今回のCDも、バスクラリネットの可能性がさらに広がっていく礎になるといいですね!