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GünterとChristoph [出会い]

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この日は実に刺激的な日でした。
先週、僕のマウスピースを作ってくれているドイツのViottoさんから、
「来週バンベルク響が来日するので、そこのソロクラリネット奏者で僕の親友のGünterが日本の楽器店に案内してくれる人を探していて、よかったらつきあってくれませんか?」と、電話とメールをいただいていました。
Günterは、僕の吹いているマウスピースのモデル「G3」の設計をした本人で、
Viottoさんと共同でViottoの製品を開発していました。
とても興味があったので、快諾したところ、「来週彼からそちらに電話がいくと思うので、その際はどうぞよろしく!」となりました。

バンベルク響の日本ツアーはハードなスケジュールなので、おそらく彼は楽器屋さんに行く時間なんか取れないだろうと思ってたら、
午前に電話が来て、「Günterです。Viottoさんから君のことを聞いて電話しました。今、札幌で午後には東京のANAホテルに着くんだけれど、20日までに会えないだろうか?」と、彼から電話がありました。
こちらの都合と、彼の都合を合わせてみると、この日しか時間がなかったので、急遽、彼をIshimori楽器に案内することになりました。

飛行機も無事に予定通りに発着し、約束の時間にホテルに着いていました。
フロントで部屋につないでもらい、彼が降りて来るのを待っていたら、
いかにもクラリネット奏者らしいドイツ人が歩いてきたので、
「Günterさんですか?」と尋ねたところ、何と彼は2nd奏者のChristophさんでした!二人とも面識がなかったのですが、彼も僕をクラリネット奏者だと感ずいていたようで、すぐに話しが通じ、二人でGünterを待っている最中、バンベルクのクラリネット事情、僕の友人のChristian Linz君は、生憎今回の来日メンバーではなかったことなど、お話をしていました。

やがてGünterが降りて来て、初対面に少し興奮しました。
彼も僕が彼のG3を演奏していることをViottoから聞いていたので、
ロビーで話しが盛り上がりました。
Ishimoriに行く話しになったら、Christophも興味深々でくいついてきて、
結局3人で行くことになりました。

道中、セブンイレブンがあり、「お腹がすいたので、ちょっと買って来るから待っててくれる?」と、そそくさとお店に入っていき、Günterは明太子のおにぎりをGetしました^^彼は、このおにぎりがどういう味をするのかも解っていて、店頭で上手にセロファンを剥いで、海苔を巻き付けて美味しそうに食べていました♪
彼らは初めて乗る南北線に興味を示し、線路とホームに壁があることに驚いていました。

石森楽器に着いて、まず彼らが興味を示したのが見たことの無いリガチャーでした。そこで全種類のWoodstoneのオリジナルモデルを試奏することになり、
僕も彼らの音に興味深々。
Günterの楽器ケースから、マウスピースケースが出て来て、中に、ポマリコのクリスタルやViottoのもの、それと、VandorenのM30が入っていました!
彼は、M30をヴーリッツァのドイツ管に付けて、器用に吹いていました!
「これはM30そのままなの?」と聞くと、ゼゲルケさんに加工してもらったんだそうです。何の違和感もありませんでした。

それにしても、Günterの音の素晴らしさに興奮しました!
あの見事な音作りは超人的です!衝撃を受けました。

数ある素材のリガチャーで、彼らがダントツで気に入ったのが、シルバーの下地にピンクゴールドをコーティングした最も高価なモデル。
試奏の段階では、素材も価格も彼らには伝えていなかったのですが、
演奏を聴いていても、この差は明らかで、彼らもリガチャーだけでこれほどの響きの変化に興奮していました。

僕は、Günterの持って来たP&S社のタルに興味深々でした。
このタルは、中央にダイヤルがあり、回すだけで、タルの長さを調節できるもので、抜かずに安定した響きを得られます。
また、響きも素晴らしく、欲しくなりました。(現地価格で¥30,000ほどのものです。)

夕食を彼らとご一緒し、全家福の中華をいただきました。
ラーメンとギョーザが好物のGünterは美味しさに感動してくれ、よかったです。彼らは、日本のビールは最高に旨い!とお世辞抜きで絶賛していましたが、僕らは、ドイツの、しかも本場Bambergのヴァイツェンは最高だと思うので、面白いものですね。異境のものに惹かれるのでしょうか。
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