イタリアオペラ重唱の夕べ

10/10、同僚の歌手が出演する「イタリアオペラ重唱の夕べ」を聴きました。
彼女は豊かな歌声で抜群の演技を魅せていただき、期待通りのステージでした♪

様々な声部のベテラン揃いの歌い手さん達の重唱による競演が素晴らしかったです。
それぞれの歌い手の個性、声量、音色、二人のピアニストの音作りの違いに驚かされました。アメリカのオケとオーストリアのオケのような感覚でした。

そのうちの一人の鳥井俊之氏のピアノに魅せられました！
彼が中学生の頃、たかまるは小学5〜6年生でした。
当時FMでヤマハのJOC（ジュニア・オリジナルコンサート）の模様が放送されていました。
そこで、鳥井さんは会場のお客さんからもらった3小節のフレーズを元に,1〜2分でイメージし、１曲の作品を見事に即興で作り上げたことが衝撃的で、僕のピアノの音作りに大きな影響を与え、今でも当時のフレーズの和声付けが脳裏に焼き付いています。
昨夜は初めて彼の生演奏を聴くことができました。
最初の１音から彼の世界に溢れ、音を吟味しながら丁寧に作り上げていく演奏に心を打たれました。

中学時代に鳥井氏、浦部氏、西村由紀江さんがJOCの世界大会に旅立つ映画が公開されて見に行った思い出があります。
JOCの活動の大きさに驚きました。

26日に、JOCの小学６年生の女の子が作曲した、クラリネットとピアノのための小品を彼女のピアノで初演します。
夢のある瑞々しい感性に包まれた幻想的な作風で、楽しみにしています♪